コラム

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初心者必見🔰はじめてのアコースティックギターの選び方

202507/24UP

始めるにもまずは楽器が必要!

数ある楽器の中でも人気の高いアコースティックギターですが、いざ始めてみよう!と思って楽器店に入ると沢山の楽器が並んでいてどれを選べばいいのかわからない…という方も多いのではないのでしょうか?
そんな方々に、一歩踏み出していただくために今回ははじめてのアコースティックギターの選び方をご紹介します!

ボディシェイプ


パッと見たらどれも同じように見えますが、よく見比べてみると並んでいるギターには様々な形があり、それぞれで抱えやすさや音に違いがあります。他にもいろんな形はありますが、定番の2つのボディシェイプをご紹介します。

■ドレットノート (左)


アコースティックギターと聞いて一番最初に思い浮かぶのがこの形だと思います。厚く大きなボディから発する迫力のある音量が特徴です。低音も迫力があり、強弱がつけやすくオールマイティーに活躍できます。弾き語りをするアーティストに良く使用されています。

■オーディトリアム (右)


ドレットノートタイプに比べてくびれが大きく小柄なボディが特徴です。中の空洞が比較的小さくなることでレスポンスが良く、繊細な表現が可能です。ソロギターやアルペジオに向いています。また、小柄で抱えやすいため、女性やお子さまにもオススメです。

定番のこれらのボディシェイプ以外にもジャンボやラウンドショルダーなど様々な種類があります。自分にフィットするのはどのボディシェイプなのか、また音色を確かめるためにも持って実際に音を鳴らしてみることをおすすめします。

価格帯


いざ楽器を買うとなった時に一番気になるのはそのお値段ですよね。グランドミックの店舗にも数万円から上はプロレベルのものまで様々な価格帯の楽器が並んでいます。最初に選ぶのはどのくらいの価格帯がいいのか、価格帯によってどのような違いがあるのかをご説明します。

■~2万円台


ひとまずギターがないと始められない!でも長く続くかわからない…と少しでも安いものを選びたくなりますが、安価なパーツを使用していて耐久性が低く、演奏面でも弦高が高く弾きにくいものが多いです。特に1万円を切るようなギターではまともに演奏できるものはほとんど見かけません。もちろんこの価格帯でもいい商品はありますし、全てがそうというわけではないのですが、実際に弾いてみて決めるのをおすすめします。

■3~5万円台


初心者に一番人気の価格帯で、大手のメーカーの入門モデルも3万円台のものが多いです。また、この価格帯からはトップ単板(一枚板)のものが多くなり、本格的なサウンドが楽しめます。

■6万円台~


6万円台以上になるとそれぞれのメーカーの工夫やサウンドの違いを感じやすいです。また、ペグ(糸巻)やナット、ブリッジなど、より良いパーツが使われるとチューニングがしやすくなったり音も良くなります。いい楽器になればなるほど、自分のやりたいことにきちんと応えてくれます。

最初の1本としてよく選ばれるのは3~5万円台で、グランドミックの店舗にも多数展示しております。楽器はしっかりとメンテナンスをしていけば長く使用していただけるので、もう少し予算があるという方は、各メーカーの工夫を感じられるワンランク上の楽器を選んでみてもいいかもしれませんね。

見た目


楽器を選ぶうえで「見た目」もかなり重要な要素です。やはりかっこいいと思える楽器は手に取りたくなるものです。
楽器によってピックガードの有無、ボティのカラー、木目など様々です。部屋に置いていて目に入ったときに「ちょっとギター弾こうかな」と思えるものを選びましょう!

オススメ商品3選


初心者へオススメのギターを3つピックアップしました。グランドミックの店舗でも人気のモデルばかりです。

  • YAMAHA FG/FS820

    ヤマハの定番の入門モデル。トップ単板で本格的な音色を奏でます。

  • Bromo BAT1/2M

    新しいメーカーでありながら確かな作りとサウンドを持ちます。目を引くルックスも人気の理由です。

  • YAMAHA LL/LS6

    ヤマハの人気のLシリーズ。ワンランク上のつくりで煌びやかなサウンドが特徴です。

よくあるQ&A


ここまでギターの選び方について色々と説明してきて、そろそろギターが本格的に欲しくなってきたころではないでしょうか?😉
楽器屋の店員としてアコースティックギターを始める方によく聞かれる質問をまとめてみました。

Q. ギター以外に始める時に必要なものはなんですか?



■ピック


演奏するときに使います。最初は標準~柔らかめのものがオススメです。硬いピックは迫力ある音を出すのに有効ですが、ピックの扱いに慣れるまでは引っ掛かりにくい柔らかめのものが弾きやすいです。

■チューナー


ギターの弦の音を合わせるために使う機械です。ヘッドに挟んで使うタイプがコンパクトで定番です。

■ギタースタンド


ギターが転倒したりネックに力がかかって変形したりするのを防げます。 そのまま壁に立てかけておくと振動で倒れ、最悪の場合ネックが折れることもあるので、楽器と一緒にご用意するのをオススメします。

■教本


最近はYouTubeなどの動画サイトにも初心者向けの動画などもたくさん掲載されていますが、情報があふれていて必要な情報がすぐに見つからないこともあります。重要な内容がまとまっている教本が1冊手元にあれば便利です。

この他にもカポタストやギターストラップなどあると便利なものがありますが、ぜひ参考に必要なものをそろえて頂ければと思います。

Q. アパートなどで使える音量対策はありますか?


アコースティックギターの音は意外と大きいのでご近所トラブルなども気になりますよね。ギターに使える音量対策商品もございます♪

■サイレントピック


薄くて柔らかい素材でできており、弦に当たる抵抗を減らすことで音量を抑えます。器具の取り付けが不要で、通常のピックのように使用できます。
サイレントピック

■弱音器


ギターの弦を抑えることで、音量を抑える器具です。
ギター用弱音器

弱音のための器具はございますが、それらを使うと楽器のポテンシャルが引き出せないので理想はやはりそのまま引いていただくのが一番です。河原など開けた場所で練習するのも一つですし、最近は楽器の練習のためにカラオケボックスなどを利用される方もいらっしゃいます。

まとめ


アコースティックギターの選び方についてご説明してきましたが、

・実際に持ってみて抱えやすいもの、音が気に入ったもの


・2万円以上の楽器


・ときめく見た目のもの



を選んでいただくのがオススメです。

グランドミック三好屋楽器では、リペアマンが弾きやすい状態に調整をしてから店頭に並べています。店頭には入門の楽器から憧れの楽器まで多数展示しております。もちろん試奏も可能ですので、運命の楽器との出逢いをお手伝いさせていただければ嬉しいです。
ぜひ、皆様のお越しをお待ちしております。