コラム

COLUMN

失敗しない!サックスの選び方!

202509/25UP

失敗しない!サックスの選び方!

幅広い音域と表現力豊かな音色を持つサックスは、クラシックからジャズ、ポップスまで幅広いジャンルで使用される楽器です。
吹奏楽の学生さんはもちろん、初心者の方にも比較的取り組みやすい楽器とあって、趣味としても人気が高まっています。
サックスを選ぶ際のポイントや、おすすめのモデルを紹介し、あなたにぴったりのサックスを見つける手助けをします♪

サックス選びのポイント

サックスの種類

サックスには音域や大きさによっていくつかの種類があります。
それぞれ特徴があり、演奏するパートや役割が変わってきます。
■ アルトサックス
サックスの中で最もポピュラーな種類で、吹奏楽やジャズ、ポップスなど幅広いジャンルで活躍します。
初心者にも扱いやすく、音域も広いため、最初の1本として選ばれることが多いです。
明るく華やかな音色が特徴で、メロディーを担当することが多い楽器です。
■ テナーサックス
アルトサックスよりも大きく、低めの音域を担当します。
ジャズやロックでよく使われ、力強く深みのある音色が魅力です。
ソロでも伴奏でも活躍し、幅広い表現が可能です。
■ ソプラノサックス
サックスの中で最も高い音域を持つ種類です。
ストレートな形状が特徴で、澄んだクリアな音色が魅力です。
ジャズやクラシックのソロでよく使われますが、音程のコントロールがやや難しいため、中級者以上におすすめです。
■ バリトンサックス
サックスの中で最も低い音域を担当し、アンサンブルや吹奏楽で低音部を支える重要な役割を果たします。
重量があり大きいですが、重厚で迫力のある音色が特徴です。
上記の他にも、ソプラニーノサックスやバスサックスなど、さまざまな種類があります。
用途や好みに合わせて選びましょう。

ネック・キイシステム

サックスにはネックの形状やキイシステムに違いがあります。
ネックの形状や素材によって音色や吹奏感が変わるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
キイの配置やタッチもメーカーやモデルによって異なるため、実際に試奏して自分に合ったものを選びましょう。

材質

サックスは主に真鍮(ブラス)で作られていますが、表面仕上げやメッキの種類によって音色や見た目が変わります。
ゴールドラッカー仕上げは明るく華やかな音色、シルバープレート仕上げはやや柔らかく深みのある音色が特徴です。
また、ニッケルやブラックニッケルなど、さまざまな仕上げがあります。

メーカーの違い

各メーカーさまざまな工夫をこらしており、音色や吹き心地などに違いがあります。
ここでは代表的なメーカーの特徴を紹介します。
グランドミック当店ではこれらのメーカーの取り扱い、展示、試奏なども行っておりますので、ぜひご来店の上、実際にお試しください。
■ ヤマハ
ヤマハのサックスは、初心者からプロフェッショナルまで幅広いラインナップを提供しています。
音程が安定しており、吹きやすさと耐久性に優れています。
学生向けモデルから上級者向けカスタムモデルまで、用途やレベルに合わせて選べます。
■ ヤナギサワ
日本が誇るサックス専門メーカー。
精密な作りと豊かな音色で、国内外のプロ奏者からも高い評価を受けています。
特にアルト・テナーサックスのラインナップが充実しており、吹き心地や音色のバリエーションも豊富です。
■ セルマー
フランスの老舗メーカーで、世界中のプロ奏者に愛用されています。
独特の深みと艶のある音色が特徴で、ジャズやクラシック問わず幅広いジャンルで活躍します。
上位モデルはプロフェッショナルにも人気です。

オススメモデル

■ コストを抑えたい初めての方に
YAMAHA
380
ヤマハのエントリーモデル。軽量で扱いやすく、初心者でも安心して演奏できます。
音程の安定性や耐久性も高く、初めてのサックスにおすすめです。
Crampon
Prodige
先述したメーカーには書いていませんでしたが、クラリネットで有名なクランポンのスチューデントモデル。
全音域、特に低音域において息が楽に入り、簡単に鳴らすことができます。頑丈で安定した構造のため、繊細な楽器の扱いに不慣れな若い音楽家や、学校備品にも適しています。
YAMAHA
480
音の大切なポイント、ネック部分の音の"鳴り"を向上。演奏者の感性を引き出すヤマハ最上位機種、カスタムシリーズのネックへと交換も可能。
上達する歓びをダイレクトに実感できるモデルです。ベル部分に配した手彫りの彫刻も魅力です。
■ 学生さんやある程度ご経験がある方に
YAMAHA
62
適度に抵抗感がありながら息が入りやすく、特に高音域のコントロールがしやすくなりました。
引き締まった豊かな鳴りで、ジャンルを問わずお使い頂けるサックスです。 初心者さんから中級者さんまで幅広くお使い頂ける性能を備えています。
YANAGISAWA
WO2
YANAGISAWAは、一つ一つ手作りで惜しみなく時間と手間をかけ、純日本製の技術をほどこした最高のサクソフォンを生み出しています。
A-WO2はしっかりとした響きを持つ「ライト仕様」で、クラスを超えた実力とコストパフォーマンスは上級者にもおすすめ。
ブロンズブラスのボディはヤナギサワらしさをより引き出す管体になっています。
Selmer
AXOS
Axosは、1922年からセルマー・パリの名器を作り続けているフランス・マントの工場で製造されており、トップモデルと同じコンセプトによる設計でありながら、手ごろな価格を実現しました。
セルマー・パリ社の伝統と革新の技術だけが生み出し得た、豊かな倍音と響きのまろやかさ、そして演奏のしやすさ。それの絶妙なバランスを実現した、驚異のモデルです
■ ワンランク上の楽器をお探しの方に
Selmer
Signature
1986年に発売されて以降、サックスの歴史をさまざまに彩ってきた「SA80Ⅱ(スーパーアクション 80シリーズⅡ)」をブラッシュアップしたモデルです。
「シリーズⅡ」のサウンドはそのままに、特に高音域のイントネーション、低音域における息の入りやすさが向上されています。
YAMAHA
875EX
上質で威厳あふれるサウンドのYAS-875EX。軽快な操作性・柔軟性が加わり、レスポンス良く より自由な表現が可能になります。
ストレスを感じさせないスムーズで優れたキーワークと低音の発音性。進化したフラッグシップモデルCustom EXは奏者の思いを表現します。
Yanagisawa
WO20
音が太くしっかりな吹き心地を楽しめる「ヘヴィータイプ」で製造され、練習を重ねてきた上級の演奏者でも満足していただけるモデルとなっています。
吹奏感はブロンズらしくやや重厚で、ピアニシモからフォルテシモまで吹きこんだ分だけ息を無駄なく音に変えてくれる懐の深さがあります。
YAMAHA
82Z
ジャズ界の巨匠フィル・ウッズ氏が開発に深く携わって製作されたカスタムモデル“82Z”。
ビッグバンドやコンボはもちろん、フュージョン、ファンクなど自身のスタイルに合わせた自由なサウンドセッティングが可能です。

いかがでしたでしょうか。
サックスは多様な種類とメーカーがあり、選ぶ際には自分の演奏スタイルや好みに合ったものを選ぶことが大切です。
ぜひ、実際に試奏してみて、自分にぴったりのサックスを見つけてください。
グランドミックでは、サックスの試奏や購入に関するご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

また山口市内にある三好屋楽器ではサックスのレッスンも行っております。
初心者の方から経験者の方まで、個々のレベルに合わせたレッスンを提供しています。
詳しくはサックスレッスンのページをご覧ください。

お問合わせ

三好屋楽器 山口本店

  • 住所 〒753-0087
    山口県山口市米屋町3-24
  • TEL 083-922-5557
  • Email honten@grandmic.co.jp
  • ショップ公式LINE