春は、新しいことを始めたくなる季節。
軽音楽部に興味を持ったり、「楽器をやってみたいな」と思い始める学生さんも多いのではないでしょうか。
一方で、いざ楽器を選ぼうとすると
「何を基準に選べばいいの?」
「初心者でも大丈夫かな?」
と迷ってしまうことも少なくありません。
このコラムでは、これから軽音を始める方に向けて、最初に知っておくと安心な楽器選びの考え方を、できるだけ分かりやすくご紹介します。
何を基準に選べばいい?軽音初心者の楽器選びの考え方
軽音楽のバンドでは、それぞれの楽器に役割があります。
「難しそう」「自分にできるかな」と思う前に、まずはどんな役割があって、どんな人に向いているかを知ることが大切です。
ここでは、軽音でよく選ばれる楽器について、簡単にご紹介します。
ギター|メロディも伴奏も担当する、バンドの顔
ギターは、バンドの中でも特に目立ちやすい楽器です。
コードで伴奏をしたり、ソロでメロディを弾いたりと、曲の雰囲気を大きく左右します。
こんな人におすすめ
♦弾き語りやメロディに興味がある
♦かっこいいフレーズを弾いてみたい
♦表現することが好き
役割の幅が広い分、最初は少し忙しく感じることもありますが、
できることが増えていく楽しさを実感しやすい楽器です。
ベース|音楽を支える、縁の下の力持ち
ベースは低い音で、リズムとハーモニーを支える楽器です。
派手さは控えめですが、バンド全体を安定させる大切な存在です。
こんな人におすすめ
♦目立ちすぎるより、支える役割が好き
♦リズムに乗るのが好き
♦コツコツ練習するのが得意
「ベースがしっかりしていると、バンドがまとまる」と言われるほど、
実はとても重要なポジションです。
ドラム|バンド全体を引っ張るリズムの中心
ドラムは、曲のテンポや勢いを決める楽器です。
音楽の土台を作り、バンド全体を前に進める役割があります。
こんな人におすすめ
♦体を動かすのが好き
♦リズム感に自信がある、または鍛えたい
♦周りを引っ張るタイプ
最初は手と足を同時に動かすことに戸惑うかもしれませんが、
叩けるようになると達成感が大きい楽器です。
キーボード|音の幅を広げる、万能サポーター
キーボードは、ピアノの音だけでなく、さまざまな音色を使える楽器です。
バンドに厚みを加えたり、曲の雰囲気を大きく変えることができます。
こんな人におすすめ
♦ピアノ経験がある、または興味がある
♦音作りを楽しみたい
♦バンド全体を見渡すのが得意
必須ではない編成も多いですが、いると音楽の表現が一気に広がります。
見た目で選んでもいい?初心者が迷いやすいポイント
楽器選びをするとき、「この楽器、かっこいい」「憧れの人と同じ楽器を弾いてみたい」そんな気持ちを持つのは、とても自然なことです。
実際、初心者のうちは「好き」という気持ちがいちばんの原動力になります。
最初のうちは、思うように音が出なかったり、練習が大変に感じることもあるでしょう。
それでも、「この楽器が好き」という気持ちがあれば、もう一度手に取ろうと思えるものです。
だからこそ、
「これを弾いてみたい」
「持っているだけで気分が上がる」
そんな感覚は、ぜひ大切にしてほしいポイントです。
一方で、初心者の方があとから迷いやすいポイントもあります。
それは、写真や見た目だけでは分からない部分があるということです。
たとえば、
♦実際に持ってみると、想像より重かった
♦サイズが合わず、構えると疲れやすかった
♦押さえにくく感じて、練習がつらくなってしまった
こうしたことは、実際に触ってみないと分からない部分でもあります。
少し構えてみるだけで、印象が大きく変わることも少なくありません。
楽器選びで迷ったら、ぜひ一度、実際に手に取ってみてください。
楽器店では試奏もできるので、「音を出してみる」「持ってみる」という体験を通して、自分に合うかどうかを確かめることができます。
そのうえで、最後に大切にしてほしいのは、やはり自分の「好き」や「憧れ」です。
モチベーションにつながる楽器を選ぶことが、音楽を長く楽しむためのいちばんの近道です。
はじめての楽器選び、まずはお店で相談してみよう
学校の備品で始めることもできますが、続けていくうちに
「せっかくなら自分の楽器を持ちたい」
という気持ちが芽生えてくる方も多いのではないでしょうか。
自分の楽器を持つと、練習への気持ちも自然と前向きになります。
「早く弾きたい」「もっと上手くなりたい」と思えることが、音楽を楽しむ原動力になります。
インターネットで調べると、たくさんの情報が出てきますが、
種類や価格帯も幅広く、「結局どれがいいのか分からない」と迷ってしまうことも少なくありません。
楽器は、写真や数値だけでは分からない部分がとても多いものです。
まずは、お店に相談してみよう
どんな楽器が初心者に人気なのか、
やってみたい曲にはどんな楽器が合っているのか、
楽器本体以外に必要なものは何か。
楽器店では、そうした疑問に対して、必要な情報をピンポイントで知ることができます。
また、実店舗ならではの魅力が、実際に構えて試せることです。
鏡の前で構えたときの自分の姿や、立ったとき・座ったときのバランス、
手に伝わる重さやフィット感は、実際に持ってみないと分かりません。
少し音を出してみるだけでも、
「これなら続けられそう」
「無理なく練習できそう」
と感じられることも多くあります。
自分に合った楽器と出会うことが、音楽を楽しく続けるための大切な第一歩になります。
まとめ
はじめての楽器選びは、分からないことや迷うことがあって当然です。
でも、少し勇気を出して一歩踏み出すことで、音楽の楽しさはぐっと広がります。
向いている楽器を知ること、
自分の「好き」や「憧れ」を大切にすること、
そして、実際に手に取って選ぶこと。
そのひとつひとつが、楽器との良い出会いにつながります。
最初の一本は、これからの音楽生活を共に歩む大切な相棒。
気負いすぎず、自分のペースで、楽しみながら選んでみてください。
楽器選びやスタートに不安があるときは、いつでも気軽にご相談ください。
音楽を始めるその一歩を、私たちがお手伝いできれば嬉しいです。

